非必須アミノ酸であるアルギニンついて説明しています
アルギニンは非必須アミノ酸の中でも注目度の高いアミノ酸です。免疫力を高め、成長ホルモンの分泌を促し、糖化を抑制します。成長ホルモンは、脳にある下垂体で生成されるのですが、成長期の子どもは、成長ホルモンの分泌が盛んになります。この成長ホルモンの分泌が抑制されると、成長が止まり低身長症になります。このように、成長期の子どもには特に必要なアミノ酸で、準必須アミノ酸とも呼ばれています。
アルギニンの効果でよく知られているのが、「糖化の抑制」です。老化の原因には、成長ホルモンの減少やタンパク糖化が関与していると考えられています。アルギニンには糖化を抑制する作用があり、成長ホルモンを分泌する働きがあるので、アルギニンを摂取することで、加齢とともに減少していく成長ホルモンを補い、糖化を抑制することで、アンチエイジングやアルツハイマーの予防効果が期待されています。
その他にも、アルギニンには一酸化窒素の生成機能があることがわかってきました。一酸化窒素は血管の拡張作用があり、血管を柔らかくすることから、動脈硬化などの予防にも役立つようです。
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